国も破綻する!





前回、日本の国債のお話をさせて頂きました。

格付会社の日本の国債の格付のお話もさせて頂きました…比較的安心だと…

…でも日本の国債は心配なのです。



近世では海外の経済政策の失敗が、

海を越えて別の国家の経済に影響してきます。

今回の世界金融危機で皆様も目の当たりにされましたよね。

今の地球上の他国家の経済は「対岸の火事」という話では済まないのが現状です。



各々の国家の金融市場の損失や危機を増幅する

相互作用メカニズムにスイッチが入ってしまうためです。

これを「バタフライ効果」といいます。

難しい話は省略しますが、元々物理学の理論で、

「アマゾンで蝶が一匹羽ばたくと、遠いテキサスでハリケーンが発生する」という比喩で

経済学にも取り入れられている有名な理論です。

この表現は沢山あるのですが、

日本では「風が吹くと桶屋が儲かる」という格言が有名ですね。



話が逸れましたが…

ここで問題となるのが将来の日本経済なのです。

日本は世界で1・2位を争うくらい外国の債権をもっています。

しかし最近の円高傾向によりその価値が下落しているのが問題視されています。

また高齢化社会の進行によって将来的に増える歳出に歳入が

追いつかない状況はかなり確定的となっています。

今こうしている間にも国の借金の利子は増えていってますからね…

これは歴然とした事実です。




日本は今のままの政府の政策が推移すればデフォルト…?

…の可能性がなきにしもあらずです。

国債の保証は国がするので国家財政が破綻すると

その債券は無価値になってしまいます。

日本は…かなり昔の話になりますが、

太平洋戦争中に発行した戦中国債を、

戦後のインフレによりあっさり無価値にした実績もありますし、

近来では2001年にはアルゼンチンが対外債権ではありますが

債務不履行(デフォルト)しましたからね。

「債券」を購入する際にはその対象となる国家・企業の経営状態を

十分に考慮する必要があります。



どこかの記事で読んだのですが、

現在、日本が抱えている借金は赤ちゃんからお年寄りまでの

人口で割ると一人当たり900万円ぐらいあるそうです。

恐ろしい話ですよね…

しかも…大体、その政府の政策の失敗は国民に負わされるんですよね…

そんなお話を知ってしまうと、

頼みの日本の国債にも疑問符がついてしまいます。

このまま日本経済も「五月雨式」に推移してしまい

「芋づる式」に落下してしまうのでしょうか…

否定できないのが少々悲しいです。



では安心して投資できる債券はないものなのでしょうか?

やはり世界には日本の国債より、

より高利率・元本保証(保証会社アリ)の債券が沢山あります。

やはり世界は広いのですね。


ハゲタカ債券投資法





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