転換社債ってなに?




ライブドアのニュース、配当が1株当たり6,500円らしいです。

この不景気に衝撃の配当額ですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090617-00000509-san-bus_all



ライブドアのニュースはインパクトが大きいのが多いです。

過去には、100分割と言った大型の株式分割を行ったり、

本丸(フジテレビ)買収に走ったり、

その際、転換価格修正条項付転換社債

を活用したりと、「錬金術!」と言ってしまえばそれまでですが…


さて、この中の”転換社債(CB)”って皆さんご存知ですか?

正しくは、転換社債型新株予約権付社債、

これは、予め決められた期間に、予め決められた価格(=転換価格)

で株式に転換できるオプションが付された社債です。

ライブドアが活用したのは、転換価格の変動についての

条項も付与したものですが、更に複雑になるので次回にでも。


さて、この転換社債ですが、

@株価が上昇すれば、株式に転換して値上がり益が期待できる。

A社債として保持していれば、利子が確実に受け取れ、安全性がある。

と言ったメリットがあります。


もちろん、デメリットもあります。

@普通の社債に比べると利息が少ない(ゼロの場合もある)

A各転換社債ごとに発行条件が違うため、安易に購入しづらい

B容易に購入・売却がしづらい


転換タイミングも含め、正直、小難しいです。


同じ社債をやるなら、ルールを明確化して

実行する方が得策だと思います。

ただし、日本の社債では、ルール化して取り組んだとしても

得られる利益は小さいです。

ところが、海外へ目を向けると

利益数10%〜数100%という社債を扱える事ができます。


ハゲタカ債券投資法





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